けあるーむKAMI結
代 表
眞子 桂子
美容歴19年 医療美容師5年(2020年現在)
埼玉県のサロンへ見習いから勤務、専門学校の通信課を卒業後スタイリストになる。
外の店舗を経験した後に美容室の立ち上げの責任者へ。
また、介護や福祉の対応ができる美容師を目指し専門資格習得後、介護現場で技術習得
その後 RANBS医療美容師認定を受け見た目の変化をカバーできる
技術や心理セラピストとして緩和ケアまで心を支える美容家
なぜ医療美容師になろうと思ったんですか?
Have you thought about becoming a MEDICal beauty stylist?
受講半年前あたり、訪問美容で介護中の奥様から
「介護も大変だけどね。私も大変なことになったのよ。ガンでね治療が始まるの。
困ったことに髪が全部抜けちゃうらしいわ。
カツラは似合うか不安でしょ。安心して相談できる専門の美容師さんはないのかしら?」
表情はとても固く辛そうに話していました。
このように家族で抱える問題が様々なケースで増えていると実感するようになりました。
介護美容はガン患者の緩和ケアに入ることもありますが
『見た目の悩みを抱えている人って、こんなに多いんだな。』
と知り、私に出きることがないかな?と、医療用ウィッグの取扱や病気の事を学んでみたい!
あの悲しい顔を少しでも笑顔にできるなら
プロの美容師として対応したいと思うようになりました。
たまたまSNS で調べものをしていると
[医療美容師]の文字が目に留まりました。初めて聞く言葉。
『これって何だろう?』
~人が人として~
メッセージを読みました。
普段の暮らしを支える
ウィッグやメイクでカバー
ガン告知後は心が閉ざしてしまう方もいる。技術以外の
心理ケアでサポートも出来ると知り興味がより深くなりました。
そして、私自身も病気などにより見た目の悩みが過去にあり、
周りの人にどう見られているか心配で不安な生活から解放されたい気持ちが分かり、
少しでも安心して過ごせるように【見た目のケアの】お手伝いしたいと思いました。
どんな場合にも、対応できたら安心して利用できるし、
より、お客様の心に寄り添える美容師になれると思ったからです。
医療美容師に認定されてどうでしたか?
How was it after certifying as a medical beauty stylist?
認定証をいただき誰かのためにすぐに役に立てるのかな?と思っていましたが
ウィッグのカットやセットの自然な仕上がりは中々出来ず、更に練習を重ね、
生え際や毛髪サイクルに合わせた長さを作り出しウィッグのスタイル提案を
出来るようになっていきました。
医療美容として最初のお客様は
「こちらで医療美容で見た目を整えてくれると聞きました」と話されました。
新婚の一年目の女性で乳ガンの治療の副作用でウィッグを被るようになったものの、
全く似合わずご主人にも女性として見られているか不安だったお客様からの相談。
ウィッグのカットで毛量調整や生え際を作り出し髪が顔に馴染みだしてくると…
鏡を眺め涙をこぼした。
「女性に戻れた気がします。顔をあげて主人に会えます。
それに、吐き気があって足もふらついてたけど何だか体まで楽になった気がするわ」
と、嬉しそうな姿を見た時に、『見た目や、声がけで気持ちが楽になれるんだな』
少し笑顔が引き出せるお手伝いは、医療美容師になって良かったと実感しました。
医療美容師としての活動で感じた壁はなんですか?
What is the wall that was felt in activities as a medical hairdresser?
膠原病やリウマチなど病気を抱え相談に来る人も増えて技術以外にも
知識や情報が必要だと思いました。
医者ではないので、カウンセリング時のアドバイスは言って良いこと、
悪いことの判断にも悩みました。
お客様は医療美容師ならガンの悩みを聞いてくれると、
色々話してくれますが(投薬や治療方法など)最初は分からない事ばかりでした。
脱毛症の場合もタイプが色々あり、トップピースなどを使用しますが在庫数(当時)
少なくカバー出来ないことがありました。お客様の満足が得られなかったのです。
お客様はここなら大丈夫!と思い藁をもすがるような思いでご来店されます。
また、治療で体調が優れずやっと歩くような状態の場合があり、
できればその場ですぐに仕上げて欲しい方が多く、
その場で対応が出来るようになりたいと思いました。
どうやって壁を乗り越えたんですか?
How do I was able to exceed the wall doing?
ご来店前におからだの状態やご希望されるメニューなどを聞くことで、
来店当日にあわせて用意が出来るようになりました。
医療美容室を探して遠方からご来店のお客様から
「治療は大変。気持ちが落ちて何をしても辛くて…。でもね、
今まであった髪が数日間で抜け落ちたショックと、ウィッグのヘアスタイルが馴染まなくて本当に嫌だった。
ウィッグで病気だと周りに気付かれるのが怖かった。
病院では相談ができなかったけど、医療美容師さんだから?
髪も似合うように仕上げてくれたし、話やすくて気持ちが落ち着けたの。
何よりここに来て私に似合ったヘアスタイルでそのまま帰れるのって嬉しいわ!」
と、言葉をもらえるようなりました。
お客様からの質問や問い合わせで自分では解消できない場合は、ランブス本部へ連絡をし内容を伝え相談しています。
いつも、先生方が丁寧に教えて下さるので安心です。
これからどんな活動をしたいですか?
Do you want to any activity from now?
ここの美容室に来れば、この美容師に頼めば悩んでいた事が解消される。
【なりたい自分になれる。普通に暮らせる幸せ。健康美になる】を提供していきたいです。
医療、介護、福祉と連携し、お客様が医療美容室や医療美容師を
いち速く情報をキャッチ出来るようにしていきたい。
また、医療美容師としてブログやInstagramでウィッグのヘアアレンジを投稿した後に
問合せや相談が寄せられるようになりました。
(スカーフやリボンなどを使用しウィッグのマイナスイメージを軽減し、
ウィッグを被ってもお洒落感覚で過ごせる提案)
それだけ、悩んでいる方が多いということ。
そして、遠方からご来店の方が多いのです。
悩んでいる方の人数に対して医療美容師が足りない。
対応してくれる美容室が少ない。
病気になっても、今までのように通える美容室が増えるように
医療美容師の仲間が増えていけるように医療美容のを発信し活動を続けたいと思います。